2017年
1月
18日
水
日刊ゲンダイDIGITALから転載 1/18(水)
ちょっと古いが、星セント・ルイスによる「田園調布に家が建つ」のギャグで、お金持ちの象徴だった東京の田園調布。そのステータスが千葉市美浜区にも追い越されてしまった。
「住まいサーフィン」を運営するスタイルアクトが、千葉県版年収の高い学区を発表。それによると、千葉県の行政区別の1位は、JR海浜幕張駅からほど近い打瀬小学校(別表)。平均世帯年収は堂々の1064万円で、東京都大田区全体のトップだった田園調布小学校の1016万円を上回っている。
平均世帯年収は、公立小の学区内にある全世帯の平均年収から、単身者と高齢世帯など夫婦のみと思われる世帯を除外したもの。そのため、単純に生徒たちの家の平均年収ではない。
「打瀬小は、95年入居開始の幕張ベイタウン(写真)に最初に開校しました。同じ幕張ベイタウン内にある美浜打瀬小と海浜打瀬小の平均年収も、打瀬小と肩を並べます」(スタイルアクト広報担当者)
幕張ベイタウンは北欧風に統一された街区で、プロ野球ロッテやJリーグ関係者も多く住むことでも知られる。
一方、千葉県2位は1026万円の八千代市のみどりが丘小。大規模開発で誕生した新興住宅地にある。3位は1015万円の浦安市日の出小で、日本航空など大手企業の社宅があることも平均年収を押し上げた。いわゆる、セレブ主婦の“マリナーゼ”たちが生息するエリアだ。
「千葉県内の上位は、ここ20~30年の間に新しく開発されたエリアにある学区ばかりです」(前出のスタイルアクト担当者)
思い返せば、「田園調布に~」のギャグがはやったのは30年以上も前のこと。すでに鬼籍に入った星セント・ルイスの2人もこんな事態は予測できなかっただろう。
2017年
1月
12日
木
千葉県の幼稚園で起きた、謎の窃盗事件。盗まれたのは、2017年度の入園希望者の願書およそ110枚だった。いったい、何が目的なのか。
閑静な住宅街の中に、事件のあった幼稚園がある。
建物の中にあった入園願書およそ110枚が盗まれたという。
千葉・松戸市にある、さつき幼稚園。
11日午前7時半すぎ、入り口のガラス戸が割られているのを園長が発見し、110番通報した。
警察が園内を調べたところ、1階の文書を保管する部屋から、2017年度の入園希望者などの願書およそ110枚がなくなっていたことがわかった。
近所の人は「ここら辺ではなじみの評判のいい幼稚園。(昔は)入園願書をもらうのに、並んでいる人がいるくらい」と話した。
さつき幼稚園では、2016年11月、3歳から5歳までの子どもたちを対象に、入園希望者を募集。
定員は、およそ100人で、申し込み順に入園を許可し、面接を経て、入園料などを払った子どもについて、2017年4月からの入園が決まっていた。
幼稚園では、午後4時ごろ人がいなくなるということだが、犯人は園長が来る翌日午前7時半までの間に侵入し、願書を盗んでいったものとみられる。
警察によると、園内の広い範囲に物色された跡があったが、願書以外は盗まれていなかったという。
願書には、入園希望者の子どもや保護者の住所など、個人情報が記載されている。
園児の保護者は「すごくショックだった。家族構成とか旦那の勤務先、全部住所も載っているので、いいことではない。ほかのお母さん方も、個人情報を心配している」と話した。
警察は、何者かが園内に侵入し、願書を探し出して盗んだ可能性があるとみて、捜査している。
フジテレビ かた転載